🐯story102〜感謝の言葉…

そしてついにあの公園に着いた___

🐯さんと来たあの日以来、この公園に来る機会は無かったからなんだか懐かしく感じる

(確かここで急に🐯さんに目隠しされたんだっけ…すごくドキドキしたのを覚えてる…綺麗な風景をみせてくれようとしてしてくれたんだよね……)

あの日からいろいろありすぎて…

まるで遠い昔みたい____

(公園って書いたけど…こんな広い公園で、どこで待ってたらいいんだろう…)

辺りを見るとあの時と変わらず、公園はたくさんの花で埋め尽くされていて、その中に花たちに囲まれたベンチが1つ見えた

(あんなところにベンチがある…あそこで座って待ってよう)

○○はそのベンチに座って🐯を待つことに決めた________

**********

ところが…

1時間たっても…

2時間たっても…

🐯さんはその場所に現れる事は無かった_____

それもそのはず…

チナ先輩が紙をすり替えたから、🐯にあの手紙が届くはずもない

そんな事なんて知らない○○は彼らの曲を繰り返し聴きながらベンチに座って待ち続け

ついには3時間近くが経とうとしていた___

(もうこんな時間になっちゃった…)

初めは

“来てくれたら…まずお礼を言おう”

なんて考えていたのに、

時間が経てば経つほど弱気になっていく…

さっきからずっと聞いていた音楽もまた一周聴き終えてしまって一旦音楽が停止してしまった

もう一度再生させようと思った次の瞬間…

スマホは充電がなくなり、力尽きてしまった…

○○「うそ…充電がなくなっちゃった…」

急に静かになった空間_____

さっきまで照らしてくれていた月も

今は雲に隠れていて…

街灯の少ないこの公園もう薄っすらとしか辺りを見渡せない…

暗闇の中に一人でいると、やけに心細く感じる

○○はベンチに座りながら空を見上げた…

すると

《…………ポツ……ポツ…》

鼻の頭に冷たい雫が落ちてきた

○○「うそ…」

追い討ちをかけるように降り始めた雨…

それはまるで○○を嘲笑うかのように…

○○の頬を濡らしながら徐々に激しさを増していった

(どうしよう…どこか雨宿りできる場所があればいいんだけど…)

辺りを見回しても、雨宿りが出来るような屋根のついた場所はなく、仕方なく○○はせめてもの思いで木の下で雨を凌ぐ事にした

(濡れるけど、何もないよりはマシだよね…ここで待ってよう…)

それからどれくらいの時間が経っただろうか…

もう何時なのかもわからなくて

雨の音しか聞こえなくて

ずっと立ちっぱなしの足も、だんだん冷たくなって痛くなってきた

髪も服も濡れて…ビショビショになった足元に視線を落とすと

精一杯保ってきた気力の糸がプツンと切れるように…

自然と涙が流れてきた_______

雨の雫なのか…自分の涙なのかさえもわからなくなる

○○「私…何してるんだろ………来てくれるはずなんてないのに…何を勘違いしちゃったんだろ…」

仮に手紙を書いたのが誰なのか気づいたとしても、あんなに避けるような態度を取っていた人に呼ばれて公園に来てくれるはずなんてないのに…

助けてくれたなんて…勝手に勘違いして…

心の中のどこかで期待していた自分が、惨めになる

○○「…………もう……ここにいても……」

○○は残っていた気力を振り絞って1歩…2歩と足を運ぶ…

メイク室で練習していたあの日々…

何も言わなくても🐯さんが来てくれていた

突然現れてはその場の空気を和やかにしてくれて

笑顔にさせてくれて…

あの日々がどれほど有り難くて…特別な事だったか…

戻れる事ならあの時に戻りたい______

あの瞬間がずっと続くなんて勘違いしなければ良かった____

こんなことになるなら、もっともっと感謝を言葉にしておけば良かった_______

「…🐯さん……本当に…

ずっとありがとうございました___」

まるで最後の挨拶のようなその言葉…

そして届くはずのない言葉が…

雨の音に掻き消されて

暗闇に消えていった_____

投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

「🐯story102〜感謝の言葉…」への6件のフィードバック

  1. 今日も更新ありがとうございます💜
    うーーん😭せつない、、
    キツい回が続いてますが ドカーーーんとHappyが待ってると期待して ムズムズ 毎回楽しみに待ってマース!

    1. 前みたいに○○にhappyになってほしいですね🥺💓
      コメありがとうございます💜💜

  2. 切なすぎて…
    悲しすぎて…
    苦しすぎて…胸が痛い…。
    〇〇を抱きしめて”大丈夫”って
    言ってあげたくなりました😭😭😭

    1. ゆっ!さんに抱きしめられたら○○は多分号泣です😭💜笑
      この苦しみをなくしてあげたいですね🥺🌸
      コメありがとうございます💜

  3. 本当にその場所に自分もいるみたいな錯覚になりました。
    待っててもくるはずないのに…すごく悲しい回です😭
    どうかこの言葉が届きますように…

    1. 初めは来るかなって思ってたけど…ずっと待ってて可哀想ですよね…
      手紙が届いてないのに…😭😭

      コメありがとうございます😊💜

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