🐯story95〜あの日からの🐰の態度


一方…

スタッフ達を乗せた車は

パーティ会場に近づくにつれて変化が起きていた

さっきまでずっと[料理の話]や[エリート男子に誘われる為の立ち振る舞い]を熱弁していた女性スタッフ達の顔にも緊張が走り

車内は静まり返っている

しかし遠くの方に会場が見えると

その会場を指差して、メイクさんが口を開いた

メイクさん「あ…見えてきた。あそこだよね?」

スタイリスト「本当だ、見えてきたね、…わぁ…高級そうなヴィラだね…」

その建物はシンプルだけれど、遠くからでもわかるほど高級な雰囲気を漂わせていて、車内にいる全員が息をのむ…

二階建てで、敷地が広く綺麗に整備された大きな庭も見える

その庭には白いクロスがかかったテーブルが沢山配置されていて、ところどころライトアップもされているようだった

リア「わ〜外でもあるんだね…!」

スタイリスト「そうみたい…なんだか星も綺麗だし、建物の光も相まってロマンチックだね」

先輩メイクさん「やっぱり私の王子様現れるかも…♡」

みんなの目はウットリとろけていて…車が到着する頃にはみんなおしとやかになっていた

建物の前まで来ると車を停車させ、前に着いた車から順番に次から次へと降りていく

みんなが降りると、案内人がすぐに誘導してくれて、ロビーラウンジに全員が通された

ロビーラウンジにはもう沢山の招待客が居て、それぞれソファや椅子に座っていたり、知り合い同士で立ち話をしている

その中には普段では絶対に会うことが無いような著名人や、俳優・女優さん、有名企業の上層部の方々もいるようだった…

ロビーラウンジに着くやいなや、社長とマネージャー、メンバー達の周りには挨拶をしにくる人で溢れかえっていく

その様子を眺めるしかないスタッフ達

スタッフ「ねぇ…何で私たち呼ばれたのかな…?」

男性スタッフ「…………さあ」

メイクさん「場違いだよね…?」

男性スタッフ「………うん」

メイクさん「………」

そうそうたる顔触れをみたスタッフ達は、どう過ごしたらいいのかわからずにかたまってしまった

(わー…全然ホームパーティじゃないよ、会場も招待客も豪華すぎて緊張する…)

すると

急に当たりが少し賑やかになったと思ったら奥の方から高級感の溢れるスーツを着た男性が歩いてくるのが見えた

少し後ろには長身の男性もいる

(あ…あれは確か…ユンさんと……息子さんだったかな…?)

ユンさんは真っ先に社長とメンバーの所へ足を運び、親しげに会話を始めた

(やっぱりうちの社長に一番に話しかけにいくって事は、相当仲がいいのかな…?)

その様子を眺めていると、ユンさんの隣に立つ息子さんと一瞬目が合ったような気がした…

けれどすぐに相手が目を逸らしたので、“気のせいかな?”と気に留めなかった

その後、何をどうしたらいいのかわからないスタッフ達のところにも飲み物が振舞われた

みんなはそのドリンクを飲みながら、ソワソワする気持ちをどうにか落ち着かせながらその場に早く馴染もうと努力していた____

リア「ウェルカムドリンク美味しいー♡」

リアちゃんはすぐに場に慣れて、楽しんでいるようだった

○○「リアちゃんが好きそうなドリンクがたくさん用意されてるね。でも程々にね?」

リア「うん♪大丈夫だよ。○○ちゃんは飲まないの?」

○○「うん…ちょっとドキドキしすぎて喉を通らない」

リア「もー、こんな事なかなかないんだから楽しまないと損だよー?さあ飲んで飲んで♡」

○○「うん…そうだよね…」

○○はウェルカムドリンクを一口飲んだ

そしてキョロキョロと辺りを見回していると、ユンさん達との挨拶が終わったのか、偶然近くを歩いていた🐰と目があった

🐰「お」

○○「あ、🐰さん」

見慣れぬ招待客だらけの空間で、いつも一緒に仕事をしているメンバーが話しかけてくれるだけで少し安心する

あの“冗談”でからかわれた日から、🐰さんは何一つ変わらない態度で接してくるので、○○も何も気にせずいつも通り接していた。

🐰「あれ?何か緊張してる?」

○○「…はい。🐰さんが前にホームパーティみたいなものって言ってたから油断してたんですけど、豪華すぎて恐縮してます」

🐰「ははは、ごめんごめん。こんなに大人数だとは知らなくて」

○○「ほんとに…場違いじゃないですかね?」

🐰はその言葉に、柔らかく微笑む

🐰「全然場違いじゃないよ。だってこの会場の中でも一番綺麗じゃん」

○○「……一番きれ…………あ、、🐰さんの冗談にはもう騙されませんよ?」

○○は今までのことを学習して、毅然とした態度で🐰に言葉を返した

🐰「冗談じゃないよ?」

○○「もうその手にはのりません!あ、あっちで🐨さんがよんでますよ?」

そう言いながら🐰の背中を押して、🐨さんの方へと体を向けさせる

遠くの方では以前🐰がカバー曲を出させてもらった海外アーティストさんと、🐨がこちらを見ながら手招きしている姿があった

🐰「お、ほんとだ」

○○「ほら、急いでください」

○○に急かされて、🐰は🐨と海外アーティストさんの方へと足を運んだ

けれど2、3歩進んだ所で足を止めて、○○のほうに振り向いた

🐰「あ、わかってるとは思うけど、こういうパーティではいろいろあるかも知れないからあまり気を許さないようにね」

○○「??」

○○は🐰の言葉の意味を考える

🐰「知らない人がたくさん居るでしょ?だから…」

言葉を濁す🐰の言いたいことがやっと理解できて、返事をする

○○「はい、ちゃんと気を付けるんで大丈夫です。ありがとうございます」

そう返事をすると🐰はすぐに🐨達が待つ場所へと向かった______

投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

「🐯story95〜あの日からの🐰の態度」への6件のフィードバック

  1. ○○が心底羨ましいよー😂
    🐯にもやきもちやいてもらって🐰にも心配してもらって。
    あの事があってからも、やっぱ🐰はまだすきなんですね😭❤️

    1. コメありがとうございます♡
      🐰心配してますね💜
      ○○ははたから見ると幸せでハーレムなんだけど、本人は辛いという…

  2. こ、、これは…
    息子となにかある予感💦💦
    〇〇逃げてーーー🏃🏻💨💨笑

    それにしても🐰さん、なにげに
    いいポジションをキープしてる😏💜
    今や🐯さんよりも〇〇と仲良し✧
    その分🐯さんと〇〇のシーンがきたら
    きゃーーー💜ってなるんだろうな~と
    我ながら期待してます🥳💜笑

    1. 息子再来…○○全力でにげてーー🏃‍♂️!笑

      🐰も普通に接しててさすが💓
      何だか、2人が仲良しになってますね☺️🌸
      すれ違ったままの🐯と○○は一体どうなるでしょうかねぇ🤭🤭

  3. 毎回楽しみに読ませていただいているので、次が楽しみです!
    次はいつ送られてきますか?

    1. コメントありがとうございます♡
      読んでくださって嬉しいです!🙏
      今から投稿する予定です〜💜😊

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