🐯story65〜この時のこの言葉…

その後メイク室に入り、今日仕事で使ったメイク道具を片付けていく。

マネージャーさんに呼ばれていたリアちゃんはメイク室に帰ってきたのに、みんなに声を掛けた後またすぐに自分の荷物を持って出て行ってしまった

(あれ?リアちゃんどうしたのかな。用事でもあるのかな?)

少しリアちゃんの様子も気になったけれど、黙々と片付け作業を続ける

片付けも無事終わり、スタッフ達は自分の荷物を持って帰る準備を始めた

先輩メイクさん「終わった~お疲れ様!」

メイクさん「お疲れ様~」

すぐに帰っていくスタッフもいれば、少しだけ話をしてのんびり帰っていくスタッフもいる。

スタッフ「疲れたけど本当素敵な一日だったね。みんなも1位をとって努力が形になってあらわれて本当に嬉しそうだったし」

スタイリストさん「普通に考えて1位ってすごいですよね。もー、ほんとここの事務所で働ける事を誇りに思います」

その残っていたスタッフたちは番組で1位を取った話題で盛り上がりながら楽しそうにメイク室をあとにしようとしていた

だけどメイク室のドアの方をみてハッとした表情になるスタッフ達…

そこにはドアノブに手をかけながら、まだ数人がいるメイク室を前に、入ろうか入るまいか迷っている🐯の姿があった______

スタッフ「あれ?🐯さん?どうしたんですか?忘れ物ですか?」

スタッフのその声に反応して、○○もすぐにドアの方を見る

(🐯さんだ…!)

🐯「えっと……」

🐯は何て答えようか相当悩んでいて、言葉が見つからないみたいだった

スタッフ「あー!わかりました!また何か探し物ですねー?」

🐯「あー…いや…」

スタッフ「一緒に探しましょうか?」

🐯「…ありがとう大丈夫だよ…!」

スタッフ「本当に大丈夫ですか?」

🐯「…本当に大丈夫!みんな気にせず帰って帰って!」

スタッフ「一緒にさがしたほうが早いですよ?」

🐯「みんなも疲れてるだろうし、早く帰ってゆっくり体を休めたほうがいいよ!」

あからさまに早くみんなを捌けさせようとしている🐯の姿が可愛くて、○○は笑いがこみ上げてくる

スタッフ「そうですか?じゃあ私たち帰りますね?」

🐯「うん!…あ、みんな忘れ物はない?」

スタッフ「はい、大丈夫ですよ」

🐯「じゃあみんな気をつけて帰ってね~ばいばーい」

メイクさん「じゃあ、失礼しますね」

みんなに手のひらをヒラヒラさせて見送る🐯

○○はさっきから笑いを堪えていたけど、どうしても堪えられなくなってきたので、自分も一旦メイク室の外に出て落ち着こうとスタッフ達のちょっと後ろに続いて、🐯の横をしれっと通り過ぎようとした

すると…

🐯「○○さんはダメだよ」

🐯に二の腕をグイッと掴まれて彼のほうへ引き寄せられた______

慌てて掴んだからか、少し力が強くて

普通なら驚くかもしれないけど…その大きな手と力加減さえ男らしく感じてしまって、心臓がせわしなく早鐘を打ち始めた

そして彼がそのまま扉をバタンと閉めると

🐯「俺と残るんでしょ?」

さっきから騒がしい○○の心なんておかまいなしに、🐯は腕を掴んだまま鏡の前まで○○を誘導した______

鏡の前までいくと、彼の手から少し力がぬけるのを感じるのに、まだずっと自分の腕を掴んでて…

誰も居なくなって2人だけの空間_____

今まで何度も何度も練習に付き合ってもらって慣れてるはずなのに、今見るこのメイク室はなんだか違う空間みたいで、やけに輝いていて眩しく感じる______

そっと彼の手が外されると、彼が笑いながら半分呆れたように口を開いた

🐯“「もー○○さん早く練習するよ?」”

こんなにたあいもない一言なのに…

何気ない会話なのに…

この時のこの言葉がとてつもなく幸せに思えて

何度も何度も胸の中に響いた_______

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投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

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