🐯story64〜いつもみたいに出来ない…

その後メンバーとスタッフたちはテレビ局を後にして車で事務所に戻った_____

事務所の駐車場に着いて車を降りるとき、ポケットに入れていたリップクリームが座席の下に落ちてしまって慌てて探す…

(わー…落ちちゃった…どこ行ったんだろう?)

座席の下に手を伸ばしてごそごそ探すけれど、落ちたリップクリームはなかなか見つからない…

少ししてやっと見つけたと思ったら、座席の下じゃなくて座席の上に普通に転がっていて一気に落胆する

○○「はぁ……上だったか…」

リップクリームを掴んで、またポケットに入れる

気づけば他のスタッフさんの姿はもう無く、車を手入れするドライバーさんと自分だけになっていたので、ドライバーさんに挨拶をした後慌てて建物内へと入った

(まだ片付けあるし、早く上がらなきゃ…!)

その時、通路の先にあるエレベーターの扉が閉まりそうな事に気がついて慌てて小走りする…!

エレベーターの端のほうに人影も見えたので必死にアピールする

○○「乗ります~!」

だけどそのアピールも虚しく、エレベーターの扉は静かに閉まってしまった

閉まった扉の前でがっくりと肩を落としていると、奇跡が起きたのかもう一度ゆっくり開く扉…

(…また開いた…!)

エレベーターの中でボタンを押してくれたその人物を見て……一瞬時間が止まったような感覚になる…

そこには、○○の姿を見ながら少し驚いたような表情をした🐯が片方の手をポケットに入れて、エレベーター内の壁に寄りかかりながら立っていた________

(あ……)

🐯「……あれ…?もうみんな上に行ったと思ってたけど、まだ○○さん居たんだね」

○○「……はい、ちょっと遅くなっちゃって…。…扉ボタン押してくれてありがとうございます…」

平然を装って、🐯だけが乗っているエレベーターに遠慮がちに乗り込む

自分の彼への気持ちを認めてしまったばかりだから…狭い空間内での2人きりのこの状況にいつも以上にドキドキしてしまう…

閉まったエレベーターの扉の方を見つめたまま何も喋らない彼の横顔をチラッと見る…

(なんか緊張してきた…何か喋ったほうがいいかな…)

メイクの練習をしてる時の彼はのんびりした雰囲気なのに、今自分の隣に立ってる彼の表情からは、パフォーマンス中みたいに妖艶な雰囲気だけが溢れてて…そんな姿に息をのむ…

(どうしよどうしよ……いつもみたいに出来ない……今日こけたときに助けてくれた事をもう一回お礼言った方がいいよね…)

1人でパニックになっていると、🐯が口を開いた…

🐯「今日…練習する?」

パニック中に突然声をかけられたから、慌てて返事をする

○○「へ?はい…!練習します!」

するとその返事を聞いた🐯が

🐯「じゃあ、行くね」

そう言ってふわっと笑った_____

その笑顔に心を奪われていると、4階に着いた事を知らせるエレベーターの音が鳴り響いた

慌ててエレベーターから降りて返事をする

○○「はいっ…いつも🐯さんとの練習が本当に楽しみで嬉しくて……今日もよろしくお願いします…!」

完全に心の声が漏れてしまった…しかも大声で…

(わーーー心の声がでちゃったーーー。本当に楽しみで嬉しいとか言っちゃた……いつも待ってるみたいじゃん…引かれたらどうしよ…)

さっきの返事に少しだけ後悔していると…

🐯「俺も楽しみ」

思ってもない言葉が返ってきて…心がキュッとなる

🐯「じゃあ、後でね」

○○「はい…」

閉まる扉を最後まで見届ける______

扉が全て閉まりきったころにはもう顔中の表情筋が緩んで、にやけが止まらなくなっていた…

(🐯さんも楽しみって思ってくれてるってこと…?私との練習が…??いや、落ち着こう、手伝ってくれてるだけだしそんなわけないよね…建前かな……?わかんないけど………この後もまた会えるんだ…一緒に練習できるんだ…沢山おしゃべりできるんだ…嬉しい)

メイク室に着くまでににやけ顔を抑えるのが大変で、廊下でスタッフさん達とすれ違うたびに下を向いてごまかす

だけど全然誤魔化せてなくて、ちょうど小走りですれ違ったリアちゃんに突っ込まれる

リア「そのゆるんだ顔どしたの?」

○○「…何でもないです」

リア「教えて」

○○「何でもないです」

リア「宝くじでも当たった?」

○○「そんなのより…もっと素敵な事です」

リア「えーやっぱり何かあったんじゃん!教えてよー!」

○○「んーどうしよっかな……♪あ……そういえばリアさんは急いでたように見えたけど大丈夫ですか?」

リア「あ…そうだった!マネージャーさんに呼ばれてるんだった…行かなきゃ!気になるけど……またね!」

リアちゃんは慌てて走って行ってしまった

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投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

「🐯story64〜いつもみたいに出来ない…」への2件のフィードバック

  1. やば…朝からニヤけたんですけど…
    🐰ペンだけどまじでニヤついた

    1. コメントありがとうございます♡
      🐰ペンなんですね♡
      🐰もいまからたくさんでてきますんで、どうぞお付き合いください💜笑

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