🐯story62〜“早く気づいてよ”

少し離れたところで彼らの様子を見ていた為、急ぎ足で🦄の所まで駆け寄る

(あまり時間もないからはやく🦄さんの所にいかなきゃ)

すると急いでしまったせいで、小道具につまづいて思いっきりこけてしまった…

《カシャーン》……

○○「わ…っ」

慌てて両手をついたせいで持っていたクシやスプレーが散らばってしまい、そのはずみで髪の毛も少しだけ乱れる

結構派手にこけたので、離れた所にいたスタッフも気づいたらしく心配の表情を浮かべていた

(やっちゃった…みんな見てて恥ずかしい…。でも今回は誰にも迷惑かけなくて良かった)

散らばったクシやスプレーを拾ってゆっくり立ち上がろうとすると_______

「大丈夫?」

急に目の前に綺麗な大きな手が差し出された__________

ゆっくりと声のした方を見上げると

それはさっきまでメンバーと話をしていたはずの🐯だった________________

まさか…🐯が自分の所へ来てくれるなんて考えてもいなかったから、この状況に頭が付いて行かずなにも返事ができずにいると

手を差し伸べたままだった🐯が心配そうな顔をしながらしゃがみこんで…

急に視界の中が🐯でいっぱいになった…

少しだけ傷んだ髪の毛…

切れ長な目に綺麗な瞳…

鼻筋の通った高い鼻…

シャープな顎…

形の良い唇…

まるで彫刻のようなその姿を目の前に…呼吸をする事すら忘れてしまう

そしてさっきよりも柔らかくて優しい声で

🐯「○○さん______」

そう名前を呼んで…

○○の髪の毛をそっと耳に掛け直してくれた__________

《《《《ドクン…》》》》

その瞬間、鼓動が早くなるのを感じる…

髪の毛を掛け直してくれた彼の指が、ほんの少しだけ耳に触れただけなのに全身の血管が沸騰したかのように熱くなる

そしてまるで時間が止まったかのように、彼とぶつかったままの視線を外せなくなった______

何秒フリーズしただろうか______

🐯がまた目の前で手を差し出すので、我にかえった○○が少し躊躇しながらも彼の手のひらにちょこんと手を乗せると、

それを確認した🐯が、手を握ったまま立ち上がり、一瞬力を入れて○○をフワッと立ち上がらせてくれた

その時少しだけよろけてしまった身体を力強い彼の腕でグッと支えられる…

それだけでもさっきからうるさい心臓がどうにかなりそうなのに「ほんと危なっかしいね」なんて耳元で言ったりするから…

ガヤガヤしてる周りの音なんて聞こえなくなる…

🐯は支えていた腕を緩めて、○○の体勢を少し整えてやると、

🐯「怪我はない?」

そういって、○○の服を丁寧にはたいてくれた

○○「はい………」

いつもメイクの練習を手伝ってくれている時は、どんなに近くで目を合わせても緊張せず会話ができたのに…2人きりの空間でも普通でいられたのに…今はそれができないでいる

急にぎこちなくなってしまった自分に違和感を覚える

🐯「ん?どこかぶつけた?」

本気で心配してくれる🐯の言葉に、あわてて首を横に振る

🐯「そっか、じゃあ気をつけてね?」

無邪気な表情でそういうと、何事もなかったかのようにメンバーのところへ歩いて戻って行ってしまった

その後ろ姿を見つめながら○○はその場所から動けなくなってしまった

さっきからずっと、周りに聞こえるんじゃないかと思う位うるさい鼓動

体は正直で…心の奥の深いところに潜んでいた感情が

“早く気付いてよ”

そう言っているかのように、必要以上に騒ぎたてて気づかせようとしてくる___________

こんなにあからさまに心が彼に反応するから…

いつのまにか自分でもどうしようもないくらい膨らんでしまったこの気持ちに、もう気付かないふりなんて出来なくなる…

これまでの自分が感じていた気持ちや行動…どれを取っても“それ”以外に答えは見つからない_______

《《私…🐯さんの事好きなんだ…》》

今まで無意識に気がつかないようにしていた感情を認めてしまうと、もっともっと鼓動は早くなって、心臓が燃えるように熱くなった…

熱くて苦しいのに、幸せな気分…

○○は胸に手を当てたまま鼓動がおさまってくれるのを待った________

メンバーやスタッフ達がこの光景を見たら、🐯の行動はどう映るだろうか

いつもは仕事場であまり接点がなく挨拶程度しか交わさない2人、それなのに🐯は誰よりも早く駆け寄っていった。

不思議がる人もいるかもしれないけれど、🐯の優しい性格を知っている人から見れば自然な行動だと解釈するかもしれない。

その頃メンバー達は…

🐹「あれ?🐯どこいった…?」

さっきまで喋っていたはずの🐯が急にいなくなったのでキョロキョロと探す

🐥「🐯なら○○さんのところに…」

ずっと🐯と○○の事を遠くからみていた🐥はなにか考え事をしているような顔をしている

🐹「ん?○○さん何かあったの?」

🐨「コケちゃったみたいですよ」

🦄「🐯のやつ走って行ったけど…🐯と○○さんって何かある…?」

🐻「2人の間に…って事ですか?」

🐭「それは…ないだろ。…まともに二人が喋ってるところは見たことない」

🦄「たしかに見たことないですよね。まあ🐯は優しい奴だし…」

🐥「………」

🐰「………………」

🐰は何を考えているのか、帰ってくる🐯を静かに見つめる…

そこへ🐯が上機嫌で帰ってきた。

🐯「~♪♪」

🐥「おかえり」

🐯「あれ?みんなどうかした?」

🐥「🐯、お前ってさ…」

🐯「へ?何??」

🐥は本当は確信に迫る話を聞きたかったようだけど、🐯の間の抜けたような返事を聞いて、それ以上何も言わず、一緒にじゃれ合いながら待ち時間を過ごした_____

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投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

「🐯story62〜“早く気づいてよ”」への4件のフィードバック

  1. ついに〇〇、気付いちゃいましたね💜
    🐯🐰との三角関係も気になりますが、チナ先輩の存在がどうなるのかも気になります……😱

    1. コメントありがとうございます♡
      ついについに気づいちゃいましたね♪
      🐰もチナ先輩もいろいろからんで、これから先…どうなるのか…
      一緒に見届けましょう💜💜笑

  2. 初めまして。
    恥ずかしがり屋な性格の為、コメントできずに居たんですが…どうしても気持ちを伝えたくなってコメントします(笑)

    banta-storyさんの書くお話は文章がとても優しくて温かくて、毎回とても癒されてます^^
    🐯ペンなので特に🐯storyが好きなんですが、更新通知が来ると嬉しくてしょうがないです♡
    お互い気になってるのに、まだ2人に距離があるのがもどかしいですね。。
    でも、〇〇がついに自分の気持ちを認めたので、今後の展開がめちゃめちゃ気になります!
    あと🐰さんも…。
    続きを楽しみにしてます(*^-^*)

    P.S.
    Twitter、フォロバして頂きありがとうございました♡(全然活用できてませんが…^^;)

    1. コメントありがとうございます♡
      そんな風に言ってくださって本当に嬉しいです😂♡
      ましてや恥ずかしがり屋さんなのにコメントしてくれるなんて😂💕
      🐯ペンさんなんですね💜💜ツイッターでもフォローしてくださったんですね♡ありがとうございます!♡私もツイッターはゆるーくしかしてないですけど、armyの方と繋がれて本当に嬉しいです♪これからもよろしくお願いします💜

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