🐯story37〜コンサート会場に響き渡る歓声

今日のメイクの担当は🐹さんだった

○○「🐹さん今日はよろしくお願いします。コンサートなので、いつもより崩れないようにメイクしていきますね」

🐹「うん。よろしく」

🐹さんは目鼻立がしっかりしていて、メイクがもはや必要ないんじゃないかと思うくらい整った顔立ちをしている

一重なのに目が大きくて、唇の色も元々濃いめなのでいつもはわりとナチュラルメイクが多いけれど、今回はコンサート用なので表情がよく見えるよう少しだけしっかりめにメイクをする

そしてテレビや雑誌用のメイクに比べて、コンサートでは尋常ではないほど汗をかくため崩れにくいタイプのメイク道具を使っていく

🐹さんは結構大人しく椅子に座ってじっとしていてくれるので、案外早くメイクもヘアメイクも完成した

○○「🐹さん、完成しました」

🐹「ありがとう。今日はこのメイクでコンサートに挑むのか…みんなの前に立つのがもっと楽しみになってきたよ!」

○○「そんな風に言ってくださって嬉しいです。🐹さん、コンサート頑張って下さいね」

🐹「うん、頑張るよ。ところでさ…」

🐹が突然話を変えるので、耳を傾ける

○○「はい?」

🐹「何かあった?さっきから少し悲しそうな表情してる気がするんだけど…。あー、俺の勘違いだったらごめんね」

○○「……え?私そんな顔してましたか?……私は何も…」

🐹「なんだ、俺の勘違いか。ちょっと恥ずかしいな。」

少し恥ずかしそうに笑う🐹

○○「いえ、気にかけてくださってありがとうございます。」

🐹「こちらこそ、メイクありがとう」

そういうと、🐹はニコッと笑って椅子から立ち上がってスタイリストさんの方へ向かった

メイク道具を整理しながら🐹さんに言われた言葉を思い出す…

《悲しそうな表情してる》

(私、どうしちゃったんだろう。さっきもリアちゃんに言われたばかりだし…今日は大事なコンサートなんだから、いつも以上に気を引き締めないと。)

頭の隅でモヤモヤしている気持ちに蓋をして

気を引き締め直して、仕事に没頭する。

コンサートの開始が近づくにつれて、メンバー達もスタッフ達も緊張感がどんどん増していく

さっきまで騒がしかった控え室も心なしか静かな気がする______

時間がくるとメンバー達はステージ裏に移動し、それぞれ集中するために歌を口ずさんだり、ダンスの確認をしたりしていた

(みんな顔が真剣…)

🐥は真剣な顔をして靴紐を結びなおしながら、頭の中で段取りを確認しているようだった

その横で🐻もストレッチをしている

🐨や🐭はそれぞれ、スタイリストさんに衣装の乱れがないか確認してもらっている

🐰はイヤホンで曲を聴きながら完全に集中している

🐹と🦄と🐯は3人で話をしたりダンスの確認をしたりして過ごしている

スタッフ「あと、1分でーす!」

スタッフがそう言って残り時間を知らせると、メンバーはステージに続く階段を上って、それぞれの立ち位置に待機した…

そしてついに…

スタッフ「10、9、8、7、6、(5、4、3、2、1…)」

コンサートが開幕した______

「「「キャーーーーーーー!!!」」」

スタートと共に会場が揺れるくらいの歓声が沸き起こる…

ドームを埋め尽くすファンの歓声と想いは、彼らに直に届いていて

それは鳥肌が立つほど綺麗に響き渡っている______

歓声が鳴り止まないなか、メンバーたちは最高のパフォーマンスと歌をファン達に披露していった

(凄い、一人一人が楽しそうだし輝いてる…)

毎日のように近くで見ているメンバー

メンバー同士ふざけあったり、楽しそうに会話をしたり、いつもは普通の男(の子)のように無邪気にはしゃいでいる彼ら

それがコンサートのステージ上に立てば一瞬にして顔つきが変わり、別人のようになる。

そんな彼らのコンサートを初めて目の当たりにした○○は、このコンサートが無事成功する事を祈り、最後の最後まで感動で泣きそうになりながらも彼らを見守った

——-《コンサート》——-

3時間のコンサートは無事終わり、ステージ裏に帰ってきた彼らは汗だくで息を切らしていたけれど、すごく清々しい表情だった

だけど過密スケジュールの中のコンサートは彼らにとって身体的にもとても負担が大きく、床に倒れこんでスタッフにうちわであおいでもらっているメンバーもいた

スタッフ一同「おつかれ様です」

コンサートの成功をスタッフ一同喜び、笑顔でメンバー達に言葉をかける

メンバー達もそれに笑顔で答える

🐻「無事終わりましたね。」

🐭「あー…最高だったな…そいえばお前、こけたところ怪我してないか?」

🐻「大丈夫ですよ!やっぱ気をつけないといけないですね」

コンサート会場は汗で床が滑りやすく、時々メンバー達が激しいダンスをする際に足を滑らせてしまう事がある。

今回は🐻がパフォーマンス中にこけてしまったけれど、大きな怪我もなかったようでメンバー達も安心する。

○○もすぐに🐹さんの所へタオルとミニ扇風機を持って駆け寄った。

○○「🐹さん、お疲れ様です!」

🐹「ああ、ありがとう。」

そう言って、爽やかな笑顔をくれる🐹の汗をタオルで拭きながら、扇風機を当てる。

肩で息をしている🐹は、とてもしんどそうに見えた

○○「飲み物持ってきましょうか?」

🐹「うん…」

スポーツドリンクとお水を取りに行き、🐹にのいる場所に急いで戻る。

🐹「あれ?お水と…スポーツドリンクも??」

○○「🐹さん、前にお水を沢山飲みすぎると気分が悪くなるって言ってたんでこっちも持ってきてみました」

🐹「ああ………そんな話もした事あったね」

🐹(直接話したわけじゃないのに、覚えててくれてるんだな)

🐹「なんか…気遣ってくれてありがとう」

そう言ってスポーツドリンクを🐹が飲んでいると、他のメンバーがやってきた。

🐥「あれ?🐹さんだけスポーツドリンクのんでる。俺にも下さい♪」

🐹「ん?これは○○さんがくれた特製ドリンクなんだ」

🐥「え、ずるいです。下さいよ~」

🐹「わかったわかった。しょーがないな」

そう言って🐹は弟に分け与えるお兄さんのように、🐥にスポーツドリンクを分けてあげた。

この後スタッフとメンバー全員で集まって、コンサートの成功を祝福した__

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投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

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