🐰short story2【後編】〜流れる涙

名前を呼ばれて立ち止まるけど、怖くて振り向けない

だって🐰は今、女の人と一緒にいる…

聞こえないふりをして立ち去ろうとすると、肩を軽く掴まれて

🐰「待って…○○でしょ…?」

掴まれた肩が熱くて…どうにかなりそう

おそるおそる振り向くけど、すぐには彼の顔を見る事が出来ない…

🐰「○○…」

もう一度名前を呼ばれて視線を上げると、彼の表情を見て驚く

“なんでそんな切なそうな顔してるの______?”

🐰「……久しぶり…」

○○「久しぶり…だね…」

すごくぎこちない会話をする2人

“彼ともしも次に偶然街であったら何もなかったように明るく笑顔で挨拶しよっかな”

とか

“もしまた話す機会があったら、また友達として仲良くしたいな”

とか

あんなに今まで散々考えてたはずなのに

実際本当に彼とばったり会うと、動揺ばかりで全然うまくできない

少しだけ沈黙が流れたあと、また彼が口を開いた

🐰「…ここで何してんの?」

“あー…私やっぱり彼の声好きだな”…なんて無意識に考えてしまう

○○「…パジャマ買おうと思ってきたんだけど…もうお店出ようと思って」

その時彼も何か思い出したのかな、少しだけ表情が変わった

🐰「パジャマ…」

○○「あの…彼女さん待たせちゃうと悪いし…もう行くね」

さっきまで🐰と笑い合ってた女の人は🐰のちょっと後ろの方に居て、一生懸命服を選んでる様子だった

🐰「彼女…?あ…」

するとその時、もう1人聞き覚えのある人の声が…

🦄「あれ!?○○ちゃん?久しぶり、一人でお買い物?」

2人の微妙な雰囲気を吹き飛ばすように、🦄さんが声をかけてきた

🦄さんは🐰の先輩で、何度か話した事がある

○○「🦄さん、お久しぶりです。はい、えっと…🦄さんも一人でお買い物ですか??」

すると🦄さんは笑いながら答えた

🦄「違う違う、🐰と俺の姉と3人でショッピング」

(え…?今🐰と…“姉”とって言った…?)

○○「あ…そうなんですね」

🦄「最近さー、姉に年下の彼氏が出来たみたいで、その年下の彼氏のプレゼント買うのに、🐰の意見を参考にしたいらしくって」

○○「あ…そうなんですね…」

🦄さんが一生懸命説明してくれてるのに、頭の中は“🐰の彼女じゃなかった”っていう事ばっかりになっちゃって、あんまり話が入ってこない

すると、向こうの方で彼氏のプレゼントを選んでいたお姉さんが🦄さんを呼ぶ声がして、🦄さんは“じゃあね”と一瞬手を挙げてお姉さんの方へ走って言ってしまった

その場にはまた🐰と2人きり______

また2人の目が合って…慌てて声をかける

○○「ごめんね…彼女さんかと思ってたら勘違いだったんだね」

🐰「うん…………あるわけないじゃん」

○○「あ、…そうだよね、先輩のお姉さんだもんね」

🐰「そうじゃなくて……」

○○「???」

彼が言ってる意味がよくわからなくて、不思議そうな顔をして彼の方を見る

🐰「…○○のせいでずっと彼女いないから」

○○「え??私のせいって…」

🐰「………」

🐰は黙ってたけど、一呼吸してまた口を開く

🐰「お揃いのパジャマずっと大事にとってある…って言ったらわかる…?」

ねぇ…鈍感な私にでもわかるよ

それって__________________

🐰「俺○○の事、まだ好きなんだけど」__________

彼のその言葉で、またその場で涙が溢れた

今日はたくさん泣いたけど今度は悲しい涙じゃなくて嬉しい涙______

その日の夜は、またあのパジャマを一緒にきて過ごした

END

*最後まで読んでくださってありがとうございます♡こちらのお話は、【IF YOU】のカバー曲の歌詞と少し連動してます♪(著作権の関係で、歌詞とか動画は載せられませんが…)

投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

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