🐯story22〜アプリの生配信

事務所の建物に着くと、スタッフたちは重たい荷物を持って部屋まで戻り、それらを片付けていった。

この片付けが終われば今日の仕事は終わりだ。

○○は少し疲れていたけれど、残ってメイクの練習をする事にした。

先輩メイク「おつかれ様ー」

スタイリスト「おつかれさまでーす」

みんなが挨拶をしながら帰っていく。

先輩メイク「こんなに遅いのに今日も残って練習するんだね、頑張ってね!あと、窓とか戸締りはしっかりよろしくね!」

○○「ありがとうございます、がんばります…!帰りにちゃんと確認して帰りますね。おつかれさまでした。」

先輩メイク「あ、まって……○○さんがんばってるからこれ、プレゼント」

そういって先輩は小さな紙袋をポンっと手渡してくれた。

○○「あの…これって…??」

先輩メイク「私が愛用しているアイシャドウの新色がでてて、いろいろ買ったから○○さんにもおすそ分け。…前に私が体調が悪い時にたくさんフォローしてくれてありがとうね」

○○「え……あの時はただ当然のことをしただけなのに…。」

先輩メイク「本当にすごく助かったから、受け取って♪これからも一緒に頑張ろうね」

○○「はい…頑張ります。じゃあ…いただきますね…。このアイシャドウ、大切にします」

そう言ってその小さな紙袋を大事そうに抱えた。

こんなふうに時々先輩方が、褒めてくれたり応援してくれたりして、その度に嬉しくて、もっと頑張ろうと思えた。

そしてみんなか帰ってメイク室に一人きり…

時間的にはあと2時間くらいは練習できそうだった

(よし、ちょっと窓を開けて部屋の換気をしてから始めようかな)

そう思って窓際まで行き、窓を開けた。

窓を開けると同時に風が入ってきた。

涼しい風が頬を撫でる。

ここに来たばかりの頃は痛いほど冷たい風だったのに、今は少しだけ寒さも和らいでいる。

ふと空を見上げると、そこには青白く輝く月がぼんやりと浮かんでいた

(………綺麗。なんだか月を見てると寂しいような、癒されるような、不思議な気持ちになる。いまこの瞬間もだれかが同じようにこの月を見てたりするのかな)

少しの間○○は外を眺めていたけれど、せっかくの練習の時間が過ぎてしまうと思い、鏡の前の椅子に座りメイクの練習を始めた。

(今日は、どんなメイクにしようかな)

その時ふと先輩メイクさんにもらったプレゼントを思い出した。

もらった小さな紙袋に手を伸ばし、アイシャドウのパッケージを開けると、キラキラしたアイシャドウケースがでてきた。

そして蓋を開けると、そこには5色のブラウン系の色のアイシャドウが並んでいた。

その中にはゴールドや、綺麗なオレンジベージュの色も入っている。

(素敵な色…すごく使いやすそう)

人差し指に少し取り、肌触りを確認してみると、とても滑らかで、粒子が細かいのがよくわる。

(ブラウン系だからメンバーのみんなにも使えそう…🐯さんの肌とか、イエローベースだから特に肌に馴染んで似合いそうだな)

そんな事を考えていると、スマホのバイブが鳴った

《ブー…ブー…》📱

そのバイブは、ここのスタッフになってから入れたアプリのアラームだった。

メンバー達はスマホのアプリを通じて不定期に生配信をして、ステージの上以外のありのままの姿でファンとの交流を深めていた。

そのアプリからは彼らの番組を見ることもできるし、生配信中にファン達がコメントを送ればそれを読んで質問に答えたりしてくれる事もある。

(あ…誰かが生配信してるみたい…ちょっとだけ見てみようかな)

見てみると、🦄が作業室から生配信をしているところだった。

(あ、🦄さんだ!みんな帰ったと思ってたけど、まだ残ってたんだ…!)

________________________________

📱

🦄「皆さんとこうやってコミュニケーションがとれるのが本当に癒しです。いつも感謝してます」

🦄「コメントを読んでみますね」

🦄「”もうご飯はたべましたか?”そうですね、さっきやっと食べることができたんですよ。今日は本当に忙しい一日だったので、なかなか食事を取るタイミングがありませんでした。だけど、しっかり食べたんで心配しないでくださいね」

🦄「”今日は何をしていましたか?”今日はですね、収録や撮影などをしていました。」

🦄は優しく笑いながら明るい声で丁寧にコメントに答えていく。

ファンたちは自分のコメントも読んで貰いたくて、次々にコメントを送る。

公式キャラクターのスタンプを送ったりもできる。

コメントが流れるスピードやハートの数も凄まじく、彼の人気がよくわかる。

🦄はとても前向きな性格で、周りにいる人まで明るくしてくれるような人だ。

そしてグループのダンスを牽引しているといっても過言ではないくらいダンスが上手い。

そんな彼のダンスと、優しい笑顔のギャップにファン達は虜になっていた。

その時🦄の部屋にもう一人の人物が入ってきた_____________

……それはメイクも落としてラフな私服に着替えた🐯だった

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投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

「🐯story22〜アプリの生配信」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。
    いつも、楽しく拝読させて頂いてます。
    年甲斐もなく、わくわくドキドキしながら(笑)
    こんなふうにコメントするのはとても苦手なので、あまり出来ないと思いますが必ずお話は読ませて頂いてます。
    陰ながら応援してます!
    banta-storyさんのお話、大好きです❤

    1. コメントありがとうございます♡
      とてもありがたく読ませてもらいました♡
      またドキドキ、きゅんきゅんするお話を描いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします♪

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