🐯story10〜可愛い先輩メイクさん

次の日朝目覚めると、昨日の仕事の事が嘘みたいに思えた。

今までの平凡だった日々が、急にキラキラ輝いてみえる

窓の外から聞こえる鳥のさえずりも、カーテンの隙間から溢れる光も、なにもかもが心地よくて…

スーッと息を吸って一つ深呼吸をしてからベッドから降りた

現在時刻は6時30分。

仕事場へは今日は8時に行けばいいので充分間に合う。

睡眠時間は足りていないのに、仕事の事を考えると、全然眠さは無くてむしろいつもより目が冴えている

前の職場の時は、朝のメイクで気合いを入れてそこそこオシャレをして出勤していたけれど、今の仕事場になってからはナチュラルメイク心がけていた。服も至ってシンプル。

素材は悪くない服だけれど、とにかくあまり派手にならないようにしていた。

その理由は……

ほかのベテランメイクさんからみて、オシャレして気合いの入った新人メイクが、あまり目立つのはどうかなって……

ましてや実績や経験もない新人が、急にトップアーティストのメイクを担当するなんて。反感が全くないとは言い切れない。

みんな夢を持って人生をかけて一生懸命頑張ってきたはず。トップアーティストのメイクなんて、そう簡単になれるものではない。

とにかくこの1年間を平穏に過ごして、仕事の事だけを考えたかった。

だから極力目立たないよう、必要最低限のいでたちで仕事場へ行くことを心がけていた。

朝ごはんには冷凍していたクロワッサンをオーブントースターで焼いて、そのとなりにはチーズの入ったスクランブルエッグとウインナーを添えた物を用意した。

(今日もお昼ご飯は食べられないかもしれないな…)

そんな事を考えながら、クロワッサンのポロポロを落とさないように器用にパクパクとたべていく。

歯磨きをして、髪も整えて、ナチュラルメイクも完璧

準備も終わって車に乗り込んで、仕事場に向かった。

駐車場に着くと、早く着きすぎたのかまだ誰の車もなかった。

車を降りて建物の入り口まで行くと、首にかけてある通行許可のカードをかかげて、警備さんに開けてもらった。

○○「おはようございます」

警備員「おー、おはよう!君が昨日からきてる新人さん?」

○○「はい、昨日からお世話になっています。○○と申します。よろしくおねがいします」

警備員「ちゃんと一番に来て偉いなあ!こんな可愛い子を朝から見れて仕事にせいがでるってもんだ!」

警備員さんはそういいながら、豪快に笑った。

○○「とんでもないです……!お世辞がお上手ですね。」

警備員「ははは、じゃあ仕事お互い頑張りましょうね」

そういって元気な声で見送ってくれた。

メイク室に着くと、今日は海外から来たアーティストと会談があるため、必要なものを確認した。

すこし時間がたつと、ぞろぞろと先輩メイクさんや、スタッフさんが部屋に入ってきた。

○○はその度にみんなに挨拶をして、また準備に取り掛かった。

○○「おはようございます!」

スタッフ「おはよう!今日も頑張ってね」

そう言いながらポンっと肩を叩かれて、なんだか気持ちがシャキッとした。

先輩メイクさんは、結構オシャレな人が多くて、トレンドの服を着こなしてたり、メイクもバッチリな人が多かった。

その中でも一人、ひときわ目を惹く先輩がいた。

チナ先輩は見た目も服装もオシャレで可愛らしい。髪の毛も綺麗にアレンジしてあって、なんといっても行動も女の子らしい。同性の自分からみても守ってあげたくなるような雰囲気の魅力的な人だった。

チナ先輩がちょうど近くでメイク道具の準備をしていたので声をかけた。

○○「チナ先輩おはようございます」

チナ「…………」

(あれ?聞こえなかったのかな……?)

その後チナ先輩はすぐに衣装室の方へ向かって歩いて行き、他のスタッフさんと仲よさげに会話をしはじめた。

誰かと会話をしている声も、その一つ一つの仕草をみても、とっても女の子らしくって、可愛いオーラが溢れていた。

(今度はもう少し大きな声で挨拶しなきゃな)

1時間ほど時間がたつと、メンバーの車が到着したとの連絡が入った。

その連絡を聞いて、昨日も経験した事なのにやっぱり緊張し始めた…

1年の間にこの緊張に慣れる日が来るのだろうか……

数分後…

《ガチャ》🚪

スタッフ「おはようございます」

その声とともに、メンバーたちがぞろぞろと入ってきた。

○○「おはようございます」

メンバー達の列の方を見ながらしっかり挨拶をする。

メンバー達はソファに座ったり、スマホをいじったり、イヤホンで音楽を聞いたり、鏡の前でぼーっとしているメンバーもいた。

🐨「あー、今日は会談ですよね?」

そうスタッフに質問したのはリーダーの🐨

彼は頭脳明晰で、英語も堪能な秀才。

BTXの海外進出には彼の能力が一役かっていた。

それだけではなく、スタイルやファッションセンスも良く、すっきりとした端正な顔立ちで世の女性たちを魅了していた。

スタッフ「そうですよ!英語での質問もありますので、🐨さんにはまた頑張ってもらわないとですね」

🐨「ははは、任せてください。相手の方からどんな質問がくるかとか、事前にわかるようなら、一応目を通しておきたいので資料もらえますか?」

そう言って、🐨は今回の会談の大まかな流れの書いた資料を受け取り、鏡の前の椅子に座りながら丁寧に目を通していった。

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投稿者: banta-story

はじめまして。 この小説はBTSとは関係のないBTXというグループとの恋愛小説ですが、彼らの事も好きになってくれたら嬉しいです♡ どうぞよろしくお願いします♪

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